米ダラスで発生した(現地日時2016/7/7)銃撃事件の容疑者が、爆弾ロボットで爆殺されるという事件が発生しました。このたびの爆弾ロボットの使用は、米国の警察による犯人殺害の初の事例となるとのことです。使われた爆弾ロボットは発表はされていないが、米航空宇宙大手のノースロップ・グラマン社製か、日本でも有名な掃除機ロボット・ルンバを開発したアイロボット社の子会社の製品ではないかといわれています。
さて、ドローンも21世紀に入って操縦、撮影技術等の進化により偵察型から攻撃型への発展がすすんできました。無人機によるテロリスト攻撃は、米政府によれば合法的で倫理的にも反していないとしています。
「空の産業革命」を起こすといわれるドローンによって、様々な産業、ビジネス、公共、スポーツ、ホビー等、平和的なイメージでドローンが語られることが多いのですが、元々は軍事面で発達してきたものであり、現在も世界中で開発競争の只中にあることも思い起こすことも必要と思います。

ドローンと爆弾ロボット