ドローンの黎明期には、ハードウェアの開発の話題が活発になります。日本でも現在はそんな状況といえます。
今後は、世界的規模でサービス市場が大きくなっていくものと予想され、ドローンを活用した業務の起業が雨後のタケノコのごとく勃興してくると思われます。2030年には、日本国内でも1000億市場になるとの予測が言われるところです。

日本有数の某光学機器メーカーが、ステレオカメラで物体を認識しながら、GPSが使えない屋内で、障害物を回避しつつ自動飛行が可能な新技術を開発したというニュースが流れたところです。この技術を使ったドローンが実用化されれば、高い構造物の点検、屋内での警備・監視業務、工場の天井クレーンの目視点検、倉庫の高い段の点検が、容易に可能となっていくでしょう
屋外では、GPSに頼って飛行を安定させている通常のドローンの場合、橋梁やトンネル内で点検作業をしたくてもうまくGPS信号を拾えず自動飛行できないことがあるそうです。この新技術によって点検作業の効率化が図られることが期待されます。

ドローンの近況Ⅱ