永住許可の要件

永住許可には「相当期間日本に在留した間の在留状況に問題がなく、将来にわたってその問題がないことが想定される。」ことが基本である。

①素行善良要件；　素行が善良であること。

イ　日本の法令違反によって、懲役、禁錮、罰金に処されていない。

ロ　少年法による保護処分の継続中でない。

ハ　違法行為等を繰り返さない。

②独立生計要件；　生活保護等による公共の負担をかけず、職業または資産等により、将来的に安定した生活が見込めること。申請人のみでなく世帯で安定した生活が続けられることが認められればよい。

③国益要件

イ　長期間にわたり日本国の構成員として居住していることが認められる。

ロ　納税義務を履行していること。年金の滞納等のないこと。

ハ　公衆衛生上有害の恐れがない。

二　公共の負担となっていない等