「中小企業白書2016年版」によれば、中小企業数は約380万社にのぼるとのことです。中小企業においての事業承継は日本の産業における重要な問題になっています。中小企業では経営者の財産の多くが会社に出資されることが多く、贈与や相続時に多額の贈与税や相続税を課税されることが多く見受けられます。その他、事業承継を円滑に行う方法の一つとして複数の相続人への会社の株式の譲渡を、種類株式を活用することが考えられます。普通株は事業の後継者に持たせ、後継者にならない相続人には株主総会で議決権の制限のある議決権制限株式を持たせ、あわせて配当優先株式を持たせることにより事業後継者とのバランスをとることにより事業承継をスムースに行う可能性が考えられます。
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